『京都寺町三条のホームズ8 見習い鑑定士の奮闘』

望月麻衣先生のホームズシリーズ第8弾です!

9月18日に樟葉モールの水島書房にて発売記念サイン会が開かれました。

もう何度も足を運んでる望月さんのサイン会。先生はいつも通り覚えててくれましたw

 

そんなこんなで購入した8巻読みました。

8巻ではホームズは大学院を卒業しており、鑑定士として様々な所で修行していました。10か所ほど修行で回ると言っていたのであと2,3巻分はこのような形で話が進んでいくのではないかと思います。

葵ちゃんも大学に入学しましたが、あんまり大学生らしいエピソードが無く少し残念でした。でも、表紙の葵ちゃんは大人っぽくてとっても可愛かったですw

 

そして、今回は季節の巡るスピードが非常に早かったです。もう先生は描きたい季節の事などは描きつくしてしまったのかなぁと思いました。

 

でも、安定の読みやすさと楽しさ。そして学べるという点が非常に良いですよね子の本は!

『夢が覚めるまで』

loundrawさんの個展が渋谷であり、たまたま東京にいたので寄ってきました!

 

とっても良かったです!

 

そこでしか買えない小説で三秋さんの書下ろし小説がありました。

これが『夢が覚めるまで』でした。

 

loundrawさんの作った自主製作アニメの予告編に三秋さんが物語を作った小説でした。

文量は大したことないんだけど、三秋さんらしい物語で切ない物語でした。この小説を読んでから動画を見ると続きがめちゃくちゃ気になりますね!

 

アニメもきちんと作って欲しいなぁ…

 

 

『ティファニーで朝食を』

 

新潮のプレミアムカバーが水色一色で銀の文字でタイトルと作者、訳者名が書かれているだけでめちゃくちゃかっこよかったので買いました。

 

お洒落なタイトルの海外小説はこういうシンプルなカバーが良いよね。

日本の作品は角川のかまわぬ柄が似合うけどね。

 

一冊で『ティファニーで朝食を』だと思っていましたが中編小説で3本の短編が入っているんですね。

 

ティファニーで朝食を

花盛りの家

ダイアモンドのギタークリスマスの想いで

 

この4本が収録されてました。

 

ティファニーで朝食を

 ティファニーが宝石店とは知らず,おしゃれなカフェかなにかと勘違いしてた僕はなんて恥ずかしいんだろうw

海外小説らしく最初は読みづらく、同性愛や日本人への差別表現がけっこうあるんやなと感じましたが僕は別にそれらの反対者では無いのでそんなにむかつきませんでした。

 

綺麗な文章ってイメージの方が強かったです。ホーリー・ゴラトニーのような自由奔放な女性は良いですね。それに振り回される主人公も。

村上春樹のあとがきを読んでいると映画を見たことない僕は幸せ者だったんだなと感じました。現にオードリー・ヘプバーンのことなんてホーリーにイメージを重ねなかったのだから。

 

花盛りの家

 娼婦の家が花盛りの家を表現しているのだなと最初に思っていましたがぜんぜん違いましたw

この短編は無垢な初恋が可愛らしい感じでしたね。

老婆は怖かったけどw

 

ダイヤモンドのギター

 灰色の人生に一つの色がついて、その色が無くなってもその色の輝きが忘れられないようなそんな物語でした。彼じゃないとギターの調子が悪いってとこもそれを表現しているように感じました。

 

クリスマスの思い出

 50歳のおばあちゃんと7歳の少年が親友って呼び合うとが素敵だなって思いました。

無垢な心が引き裂かれるラストはなんとも切ないそんな気がしました。

 

そんなこんなで読み終わりました。なんだかお洒落な気分になった気がしますw

これからは海外小説も積極的に読んでいこうとおもいます!

 

あと、訳者あとがきを読んでいると村上春樹ってほんとにすごいんだなって感じました。今までノーベル賞取れない人でハルキストも気持ち悪いって馬鹿にしていましたけど見直さなくてはいけませんね。

 

村上春樹訳は読んだことあるけど村上春樹の本は一冊も読んだことが無いというw

海外小説と合わせて村上春樹の小説も読みたいと思います。

『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』

 

羽田さんが大学に来て講演をしてくれた時におすすめしていたのがこの若林さんのエッセイ。

買うつもりでいましたけど、結局買わずに大垣書店で立ち読み(座って)しました。

 

エッセイだったから読みやすく、テレビでは見ない若林さんの本当の気持ちが分かるような気がしました。

 

でも、イメージ通り暗くて心の中でグチグチ言ってるような内容でもあったかな?(笑

 

キューバって国が僕にはあんまりピンと来ない国だったけど、読んでると行きたくなりました。社会主義の名残が残っているあと数年間のあいだに是非とも行きたいな。

 

 あ、あと羽田さんが面白いって言ってたとこはほんと面白かったw

若林さんらしいグチグチした感?w

 

最近のはなし

最近はテストが終わりようやく夏休みに入りましたがずっとラインが続いていたあゆみさんとラインが途絶えてしまいショックになり、学会発表を甘く見すぎていて論文なんて書けずどうしようと思っている事、糞忙しい糞みたいなバイトがあったりして大変です。もうなんかだれか殺してって感じ。さらには石永があの子とムーンウォークに行ってあの子がほんとに楽しそうなのをTwitterで見たり、お父さんがせっかく帰ってきてくれてるのにバイトのせいで相手出来なかったりして非常に申し訳なかったりメンタルにすごい負担がかかってます。本もぜんぜん読めてないし。

 

だれからも相手にされないってほんとに辛いよね。あゆみさんとのラインが精神安定剤になってたみたいですね。それで途絶えたら悪意を向けるなんて自分の都合の良い方向に進まないと切れる可哀相なメンヘラですね。

 

もう疲れました。いろいろ他人が羨ましいです。

そんな自分を変えたいです。変わりたいです。

『失はれる物語』

昨日、乙一さんの『失はれる物語』読み終わりました。

 

乙一は短編が凄いという話を友人から聞いていたので読みたかったのですが、今回カドフェスでげみさんのオリジナル新カバーで登場。さらには三秋さんという私の好きな作家さんがお勧めしていたから買って読み始めました。

 

噂通り乙さん一は凄かったです。

Calling You

失はれる物語

手を握る泥棒の物語

しあわせは子猫のかたち

ボクの賢いパンツくん

マリア指

ウソカノ

 

の八つの短編が入った一冊でした。

Calling Youは切ない話でした。すごく読みやすかった。好き。

 

失はれる物語は怖く、美しい話でした動かなくなって病院にあんなに長く放置されているなんて信じられないけど、妻への愛がとても美しかったです。大好き。

 

傷はどこかで見たことのあるような話でした。なにかの映画の予告で見たような…実写映画化したのかな?好き。

 

手を握る泥棒の話。愉快な話でした。ラストのシーンとか彼女のどや顔が凄く想像できて面白かったです。大好き。

 

しあわせは子猫のかたちは美しく羨ましい話でした。きれいな話で、最後にびっくりさせられました。大好き。

 

ボクの賢いパンツ君は成長の話でした。なんか笑える。

 

マリアの指はなんとも言えない話でした。読んでいた時の僕の精神状態があれだったからかもしれないですがなんかあんまりって感じでした。また読み返してみたいです。

犯人はビックリさせられたし、叙述トリックにまんまとハマってしまいました。

マリアの指が指輪まで這ってきたってとこは凄く好きでした。

 

ウソカノは僕が考えていたような妄想の女の子が現実にも影響を及ぼすような話でした。参考にして短編でもいいから完成させたいなと思いました。

 

この一冊を読んでいろんな物語に出会えてよかったです。

また乙一さんの本を読んでみたいです。でも、スニーカー文庫だったってことがビックリ。ラノベを馬鹿にしているわけでは無いけど、なんだかなぁって思ってしましました。

 

馬鹿にされてる気分?周りのことなんて気にせず、好きなの読めばいいのに。

 

 

 

 

 

『また、同じ夢をみていた』

『君の膵臓を食べたい』の作者、住野よるさんの第二作。

 

語りが主人公で、ライ麦畑感を若干感じました。

南さんらへんでだいたいやりたいことは分かりましたが普通に楽しめました。

 

ああいう、ちっさい女の子が頑張っていく感じのお話好きですよ。

幸せとは何か。僕も考えながら読んでいました。幸せってなんだろう…難しいですね。

 

前作でも出てきましたがこの作者、『星野の王子様』好きすぎでしょw

また、読んでみようかなw

 

ラストの「薔薇の下で」っていうのとかいいですね。綺麗な表現。伏線?回収的な事もしてるし。

 

まぁ、でもやっぱ表紙に助けられてる感は強いよね。この作者の本は。

双葉社自体がそうなのか?