『有頂天家族』
もりみー好きとか吹聴しているくせにあんまり森見作品を読んでいない僕ですがようやく『有頂天家族』を読み終わりました。
いやーオモチロかった!
なぜ、僕は早くにこれを読んでいなかったんだろうか!
狸がいっぱい出てくるお話。あと人間。時々、天狗。
もりみー特有のドタバタわちゃわちゃした展開。
あれよあれよとページをめくる僕。最初は400ページもあるではないか。
こんなにも読めん。と思っていたがすいすいと読み進めていった。
他作品にも登場する、偽電気ブランや天狗煙草さらに、李白さんを匂わせる怪しげな高利貸しの老人。など、森見好きにとってはたまらん要素が満載でしたね。
四兄弟もそれぞれに魅力があり、キャラ作りも森見さんは上手いと感心させられた。
三男 矢三郎も好きだが、次男 矢二郎が僕は一番好きである。
あの引きこもりの性格も好きであるし、海星の事が好きである点も僕は好きである。
同じ、恋愛が叶わぬ者同士と言うべきか、はて
クライマックスのシーンで偽叡山電車に化けて疾走するシーンはなんともカッコよい
やっぱり次男はやる時はやる狸であるな。泣ける。
しかしながら、矢三郎の面白い事ばかりして過ごすという生き方は僕も好きである。
この2人が好きなキャラクターであるな。
長男、四男も嫌いではないが、そこまで好きではない。つまりはそういう事である。
早く二巻も読んで、アニメの方も早く見たいものである。そして、聖地巡礼スタンプラリーもしたいのものであるな。
まあ、とりあえず「面白きことは良きことなり!」