『東大助手物語』
近藤先生に進められたこの本。読み終わりました。
以前、近藤先生に大学院に進みたいとの話をしたので先生が覚えていてくれていてこの本を進めてくれたんだと思っています。
本自体は小説というよりエッセイのようなものだったのでスラスラと簡単に読み終わることが出来ました。
内容はなんというか先生が依然言っていたようにアカデミズムの世界は非常に過酷だなと感じてしまいました。三十代で助手として生活をして妻に養ってもらい、大学では教授にいびられて生活をする。
とても辛いですね。助手をどこかに就職させてやらないと教授も顔が立たないのでなんとか就職させようとするが助教授になれたとして教授になるにはもっとしんどいというのが、歳をとっているとなおの事(他の大学に採用される場合)
さらにはこの話しがあったのはだいたい三十年前の話なので少子化の現在ではもっとしんどいのでしょう。助手の就職の世話などもはや現在では無いのでしょうか?
など思いました。近藤先生もほんとに大変な思いをされているんでなとしみじみと感じました(笑)