『スタンティング・オーヴァ―』
三秋さんの『スタンティング・オーヴァ―』読み終わりました。
だいぶ前に購入したまま放置していましたが良かったです。
以前、ふっきーがwebで弱くてニューゲームっていうお話を読んだと言っていましたが多分これだと序盤で気が付きました。
文体からもサリンジャーの『ライ麦畑』を感じさせる部分がありましたが、中盤で当たりましたね。こうやっていろんな本を読んでると共通点などが見つけられて面白いですね。作中に出てきたサリンジャーの本も読んでみたいと思いました。
で、このタイトル『スタンティング・オーヴァ―』はビートルズの曲の名前なんですね。こうやっていろんな知識が増えていくのもいいですね。
そしてこの本は三秋さんの処女作と分かってびっくりです。処女作でこんな綺麗なお話が書けるなんてすごいです。あとがきにあった、百冊から一冊を見つけるのは難しいから自分で書くって話はとても素晴らしく見ならなければと思いましたね。
読み終わった後、これを書きながらタイトルの曲を聴いているのですがいい曲ですね。