『有頂天家族』
もりみー好きとか吹聴しているくせにあんまり森見作品を読んでいない僕ですがようやく『有頂天家族』を読み終わりました。
いやーオモチロかった!
なぜ、僕は早くにこれを読んでいなかったんだろうか!
狸がいっぱい出てくるお話。あと人間。時々、天狗。
もりみー特有のドタバタわちゃわちゃした展開。
あれよあれよとページをめくる僕。最初は400ページもあるではないか。
こんなにも読めん。と思っていたがすいすいと読み進めていった。
他作品にも登場する、偽電気ブランや天狗煙草さらに、李白さんを匂わせる怪しげな高利貸しの老人。など、森見好きにとってはたまらん要素が満載でしたね。
四兄弟もそれぞれに魅力があり、キャラ作りも森見さんは上手いと感心させられた。
三男 矢三郎も好きだが、次男 矢二郎が僕は一番好きである。
あの引きこもりの性格も好きであるし、海星の事が好きである点も僕は好きである。
同じ、恋愛が叶わぬ者同士と言うべきか、はて
クライマックスのシーンで偽叡山電車に化けて疾走するシーンはなんともカッコよい
やっぱり次男はやる時はやる狸であるな。泣ける。
しかしながら、矢三郎の面白い事ばかりして過ごすという生き方は僕も好きである。
この2人が好きなキャラクターであるな。
長男、四男も嫌いではないが、そこまで好きではない。つまりはそういう事である。
早く二巻も読んで、アニメの方も早く見たいものである。そして、聖地巡礼スタンプラリーもしたいのものであるな。
まあ、とりあえず「面白きことは良きことなり!」
艦これ 春イベ2017
月曜日に艦これ 春イベ2017が終わりましたが…
今回、イベント完走できませんでした……
がんぐーと…
イベ完走できなかったのは照月の頃以来ですね。
最近、艦これに対するモチベーションが下がってきてぜんぜんやる気じゃなかったんしょうがないですね。
夏イベではリベンジしますね!!!!!!!!
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
SFの決定版と言われるディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』読み終わりました。
ようやくかーって感じですw
海外の小説は読み慣れていないせいか読むのにだいぶ時間がかかりました。
最初の方は面白くないなと思っていましたが読み進めていくにつれだんだんと面白くなっていきました。
1977年発行という40年前の作品ですが凄かったです。アンドロイドが人間らしく生きていたり、そんなアンドロイドに人間が惹かれたり、人間なのに自分自身が残虐な行為をしているのだと気が付き、自分はアンドロイドなのでは無いかと考えたり
よくあるSFのアンドロイドが人間を襲うような話では無く哲学的な内容でした。
4月に観た『ゴースト・イン・ザ・シェル』もこんな風なアンドロイドが自分は何者なのかと自問自答するシーンがありました。
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』というタイトルもかっこいいですよね。
ナカミチ曰く『サイコパス』にもこの本の名前が出てくるらしいので見てみたいですな
あと、『ブレードランナー』という名前で映画にもなっているそうなので映画の方も観てみたいです。
『ホルモー六景』
先日紹介した『鴨川ホルモー』が面白すぎてスピンオフ集の『ホルモー六景』をすぐ買って読みました。
タイトルの通り六つの景色が入った短編集でした。
第一景 鴨川(小)ホルモー
私が通っている京都産業大学の2人の女の子が主役のお話。
自分の通っている大学が取り上げられるとやっぱり嬉しいですね。
本編ではかませと化していた京都産業大学ですが裏ではこんな話があったなんて…(笑
第二景 ローマ風の休日
ローマの休日を観たことが無いのであんまりローマの休日感はわかりませんでしたが、六道珍皇寺の井戸が真実の口のオマージュであることを解説を読んだときに気が付いた時やっぱり万城目学は凄いなと思いました。
第三景 もっちゃん
これは読んでいくうちに梶井さんの『檸檬』をオマージュしているな。と早い段階で気が付きましたがまさか梶井さん本人の事をオマージュして書いているとは思いませんでした。これは『檸檬』を読んでいるか読んでいないかで楽しみ方が違ってくるお話ですね。面白かった。
第四景 同志社大学黄龍陣
「もっちゃん」のラストにあった第五勢力同志社大学がついに出てくるのか!と思っていたら、その同志社大学黄龍陣が出てくるまでのお話でした。「もっちゃん」のラストに続くお話を是非読みたいものですね。
第五景 丸の内サミット
このお話は京都を離れて東京でのお話。ホルモーは京都という不思議な場所だから出来たわけでは無く、実は東京でも行われていたという事が判明したお話。平将門の首塚は鳥肌が立ちました。あれはマジでやばいやつ…
第六景 長持の恋
ちょっと切ない恋のお話。個人的にやっぱりこういうお話が好き。美しいお話。高村君の彼女が出来たお話。
そんな六つの景色を描いた一冊。万城目さんもっとホルモー系の続き書いたらええのに(笑)もっと読みたいわ(笑)
『鴨川ホルモー』
万城目学の『鴨川ホルモー』読み終わりました。8年前くらいの結構古い本ですね。
なぜ、今になって読み始めたかと言うと昨日、葵祭がありました。
僕は葵祭で斎王代を担ぐとというアルバイトに参加させていただきました。
『鴨川ホルモー』は葵祭が出てくる本になっているのでちょうど楽しめるのではないかと思って読みました。
ホルモォォォォォォォ!!!!!!!!!!
と叫びたくなるような面白青春小説でした(笑)
少し森見登美彦に似てるような感じがありましたね。
京都×大学生×不思議な事=森見登美彦なんで解らんでもないですね。
『鴨川ホルモー』も似たような構図で描かれていますからね。
それにしてもホルモーなんてものを思いつくのが凄い。
モルモンじゃなくてホルモー(笑)